一人暮らしの時に病気になるととても心細くなりますが、特に大変なのが急性胃腸炎のような胃腸に症状がでる病気になった時です。
何をどれくらい食べたらいいのか、食べない方がいいのか、なかなか判断が付かないですよね。
また、食べていい時期になっても、病み上がりの時に調理をするのは大変です。
今回は急性胃腸炎が治りかけの時にはどんな点に気を付けて食事をすべきかと、コンビニを上手に利用するためにお勧めの商品をご紹介していきます。
急性胃腸炎の治りかけの時の食事の注意点
急性胃腸炎が治りかけの時にまず悩むのは食事についてだと思います。
まず、病院に通っているのであれば、医師の指示通りにするようにしましょう。
食欲が戻ってきた際にはお粥や煮込みうどんなどの消化が良いものから食べて体の様子をみましょう。
りんごのすりおろしなどもおススメですが、食べ過ぎないようにすることが大事です。なぜなら繊維の多い食べ物は治りかけの胃腸への負担が大きいためです。
同じく脂肪や糖質の多い食べ物も控えましょう。
中でもヨーグルトは、腸内環境を整えてくれる働きがあるので、胃腸炎後の腸にも良さそうですが、脂肪分が多く含まれているため胃での貯留時間が長く、胃腸への負担が大きくなってしまいます。
ヨーグルトは、胃腸炎になる前、予防のために毎日続けたい食品なのです。
そして、大切な水分補給ですが常温もしくは人肌くらいに温めておくと身体への負担が少なくて良いでしょう。
食欲が戻ってきたと思っても油断せずに食事をしましょう。
まず、野菜や肉などは小さめに切りしっかりと食材に火を通し柔らかくすると食べやすくお腹にも優しいです。
香辛料や濃い味付けは、胃酸の分泌を高め負担になるので避け、ゆっくりよく噛んで、胃腸に負担をかけないようにしましょう。
そして、食べた後はゆっくり休息し、体と胃腸を休めることが大切です。
一人暮らしの場合の食事のおすすめは?
一人暮らしの場合、食事を作る手間はかかりますが胃腸炎などの体調が悪い際には、体調が落ち着いている時にお粥や野菜スープのストックをあらかじめ多めに作り冷凍保存しておくと、何度も調理する手間が省けるのでおススメです。
食事内容としては油っこいものや刺激物を避け、温かく消化に良いものが良いでしょう。
卵粥
ご飯を水で煮たところに粉末だしを入れ、味噌と溶き卵を入れて蓋をして蒸らします。
発酵食品である味噌と、栄養価の高い卵のお粥は、体の回復に適した食事です。
野菜スープ
人参やたまねぎ、キャベツなどを小さめに切って、柔らかくなるまで煮込みます。
コンソメキューブを加え塩コショウで味を整えましょう。
野菜をしっかり煮ることで胃腸に優しく栄養満点のスープのできあがりです。
湯豆腐
豆腐を切り、お湯と粉末だしを加えた鍋で煮込み、ポン酢などでいただきます。
豆腐には良質なたんぱく質が多く含まれており、体力回復におススメの食材です。
急性胃腸炎になった時の食事にはコンビニを上手に利用!
一人暮らしの強い味方がコンビニです。
最近のコンビニはいろんな種類のものが売られていますので、上手に選べば具合の悪い時や病み上がりの時にでも十分役に立ちます。
おすすめの物をいくつか紹介しますね。
①うどん
野菜をたっぷり加え優しい味に仕上げたうどんは体に染みる味です。
柔らかく煮込むことで噛む回数が減り、胃に優しく腹もちの良い食事になります。
気を付ける点としては、カップ麺のうどんはNGです。
カップ麺のうどんは揚げて作られているため油分が多く、胃に負担をかけてしまうことになるからです。
生タイプのうどんを購入して煮込んで食べるようにしましょう。
栄養摂取と味付けに卵を溶いて加えるのもおススメです。
②経口補水液
経口補水液は、スポーツドリンクよりもナトリウムやカリウムの含有量が多く体の中に浸透しやすい飲み物です。
胃腸炎は、通常時に起こる脱水症状とは少し異なり、体から水分と塩分が排出されてしまい脱水状態になると「Na欠乏性脱水」と呼ばれます。
つまり、胃腸炎の時はスポーツドリンクを飲んでも体に浸透せずそのまま嘔吐・下痢として排出されてしまうこともあります。
コンビニなどで多めに購入しストックされることをおススメします。
最後に
急性胃腸炎の症状はとても激しいので、症状が軽くなってきても食事に対してすごく慎重になりますよね。
一人暮らしだと自分の世話は自分でしなければならないので、とても大変です。
気を付けるポイントをしっかりと抑え、上手にコンビニや近くのスーパーを利用して負担を減らしましょう。
焦って栄養を沢山摂ろうとすると胃腸がついていきませんので、時間をかけてゆっくりと戻していきましょう。