サクサク食感のクッキーは本当に美味しいですよね!
そんなクッキーを手作りしよう!と思っても、いざ作ってみるとなかなかうまくできないことが多いです。
サクサクしたクッキーにならない場合の理由とは何なのか、材料のバターや卵はそれに関係しているのかなどを確認していきましょう!
クッキーがサクサクにならない場合に考えられることは何?
手作りお菓子で人気のクッキーですが、いざ自分で作ってみると「あれ・・・何かサクサクしていない・・。涙」と落胆したことはありませんか?
実は、クッキーのサクサク食感を出すためにはいくつかのポイントがあるのです。
クッキーをサクサクにするポイント!
美味しいサクサクとしたクッキーを作るためには、いくつかのポイントをしっかり守ることが大事です。
・生地の混ぜ方
・記事を休ませる
・すばやく成形する
これらがクッキーのサクサク食感を生み出すポイントなのです。
それではそれらを詳しく説明していきますね。
小麦粉の使い分け
クッキーの材料でもある小麦粉には「薄力粉」「中力粉」「強力粉」があります。
これらの違いは、たんぱく質の量なのです。
薄力粉<中力粉<強力粉の順でたんぱく質の量が多くなり、たんぱく質の量が多いほどグルテンと呼ばれる粘弾性が強くなり、お菓子作りでも固い食感になるのです。
そして、クッキーのサクサク食感を出したい場合は最もたんぱく質の量が少ない「薄力粉」が生地作りに最適です。
しかし、生地を成形する時などに使用する小麦粉は強力粉が最適なのです。
薄力粉は強力粉に比べて粒子が細かいため、クッキー生地に吸収されやすく、生地内の小麦粉の量が増えてしまうことでグルテン量が増えてしまうのです。
強力粉はサラサラとダマになりにくい特徴があり、打ち粉として最適です。
生地の混ぜ方
クッキーの生地を混ぜる際は、ゴムベラやスケッパーで切るように混ぜましょう。
泡立て器やハンドミキサーは、羽が多い分グルテンが発生しやすくクッキーを固くしてしまいます。
数字の1を書くようにして混ぜ合わせるとうまくいきます!
生地を休ませる
クッキーのレシピには「冷蔵庫で休ませる」とよく記載されています。
これにはしっかりとした意味があり、生地の温度を下げることでグルテンの粘弾性を弱めているのです。
サクサク食感のクッキーを作るために生地を冷蔵庫で最低でも1時間、できれば一晩おいておくと美味しく仕上がりますよ。
すばやく成形する
冷蔵庫から出したばかりのクッキー生地は固く成形しづらいため、少し柔らかくする必要があります。
そして、その後クッキー型に成形する際はすばやく成形するようにしましょう。
なぜなら、ゆっくり丁寧に生地を練る回数が増えるとグルテンが発生してしまい、固いクッキーになってしまうからなのです。
いかがでしたか?これまでこららのポイントはしっかり守られていましたか?
今後はこれらのポイントを抑えてサクサク食感の美味しいクッキーを手作りしましょう!
クッキーのサクサク食感にバターは必要?
サクサク食感のクッキーに仕上げるにはバターは欠かせません。
実は、バターにはグルテンを作らないようにする性質があります。
そのため、バターが少ないクッキーは固く歯ごたえのあるクッキーになり、バターが多いクッキーはとサクサクと仕上がるのです。
また、バターには有塩バターと無塩バターがありますが、違いはその通り「塩」の有無です。
お菓子作りには、無塩バターを使用するようにしましょう。
塩味を加えないことも理由の一つですが、実は塩にはグルテンの働きを高めてしまう性質があるのです。
そのため、膨らみにくく固いクッキーになってしまうので、クッキーをはじめお菓子づくりには無塩バターを使用するようにしましょう。
クッキーのサクサク食感に卵は関係している?
クッキーの材料の中で卵はつなぎの役目を果たしている材料です。
クッキーによって、全卵・卵白のみ・卵黄のみ・卵なしなど様々なレシピがありますが、卵白に含まれるたんぱく質は適度な固さを生みだしてくれます。
そのため、卵白を含まない卵黄のみのクッキーや卵なしのクッキーは崩れやすいことが特徴です。
また、卵白の水分は小麦粉と合わさりグルテンを発生させますが、レシピ通りの基本量を守れば固くなり過ぎることは無いのです。
ただし、サクサク食感を出すポイントのように混ぜ過ぎない様には気を付けましょうね。
最後に
みんなが大好きなサクサク食感のクッキー。
そんな食感のクッキーを作るためのポイントをご紹介しました。
とは言え、サクサク食感って人ぞれぞれ感じ方が違います。
ご自身の好きなサクサク食感でどんな感じ?というのをしっかりと把握して、それに合ったレシピで作ると満足感の高いクッキーが出来上がりますよ♪