暖かくなってくると出回るふき(蕗)ですが、あまり自分で調理したことがないという方が多いのではないでしょうか。
でも山菜取りが好きな知り合いから頂く確率が高い野菜でもあるんですよね。
いざ大量にもらうと、どうやって消費しようか、保存しようか、ととても悩みます。
そこで大量に蕗を貰った場合の食べ方や保存方法、保存期間についても確認しましょう!
ふきを大量消費するならこんな食べ方がおすすめ!
春から初夏に旬を迎え、煮物や佃煮などの常備菜として大活躍するお野菜「ふき」。
とは言え、一度に大量に手に入るとどのような調理にすると良いのか迷いますよね。
そこで、今回は大量にふきを消費できる食べ方をご紹介したいと思います。
きゃらぶき
ふきをお醤油やみりん・料理酒・砂糖で煮込んだ常備食きゃらぶきは、ご飯が進む一品間違いなしです。
大量に手に入ったふきを美味しくいただくために是非作っていただきたい食べ方です。
味噌田楽
ふきを砂糖・味噌・塩・顆粒だし・ゴマで炒めた味噌田楽です。
ふきの独特の香りを苦手とする方も味噌の香りで食べやすい一品です。
ご飯にたっぷり乗っけて丼にするとボリュームも出ますよ。
ふきの葉味噌
ふきの茎を料理に使用した時に余ってしまうくきの葉も立派な一品になります。
しかし、ふきの葉はアクが強いのでしっかりと茹で、水にさらしてアクを抜きましょう。
そして、味噌・みりん・お醤油・砂糖・ゴマで炒めるだけで美味しいふきの葉味噌が出来上がります。
ご飯に乗せてもおつまみとしても美味しい一品で、ふきを余すことなく食べられます。
イカ下足の炒め煮
ふきをイカの下足・油揚げ・めんつゆ・砂糖・顆粒だしで炒め煮にした食べ方。
ふきの香りとイカの食感が美味しい一品。
一味や山椒などで自分好みの味付けにアレンジしても良い食べ方ですよ。
ふきの保存方法ってどうするの?
ふきは生のまま置いておくとどんどんアクが強くなってしまうので、手に入れたらすぐに茹でて保存することがおススメです。
茹でて保存
その場合は、ふきの茎と葉を切り離し、茎を適当な長さで切り、まな板の上で塩をかけて手で押しながら転がし板ずりをしましょう。
板ずりすることで、綺麗に茹でることができます。
そして、熱湯でふきの茎を4分~5分程度茹で、冷水に移して冷めるまで浸けておきましょう。
ふきが冷めたら皮を剥いて筋を取り、その後再び冷水に浸けて2時間程度置いたらアク抜きができます。
そして、水をはったタッパーにふきを入れて冷蔵庫で保存し、水は定期的に交換しましょう。
塩漬けして保存
漬物容器などに塩を敷き詰め一度茹でたふきを並べていきます。
そこに、塩を一つかみふりかけ、その上にもふきを並べていきます。
これを繰り返し交互に塩とふきを重ねていきます。
そして、最後に塩とふきの2倍以上の重さの重石を乗せて冷暗所で保存します。
使用する際は、薄い塩水に浸して塩抜きを2回~3回繰り返してから使用しましょう。
水煮して保存
一度茹でたふきを消毒した瓶に詰め、ひたひたになる程度の水入れます。
そして、瓶の蓋を軽くしめ、瓶が肩まで浸かるくらいのお湯に入れてから火にかけます。
その後、沸騰してから約30分煮込みます。
一度瓶を取り出してから瓶の蓋をしっかりと閉めなおし、再び沸騰したお湯で約30分煮込みます。
そして、瓶を取り出し逆さにしたまま冷やせばふきの水煮の完成です。
保存は冷暗所で行いましょう。
ふきは冷凍保存できるのですが、せっかくの食感が無くなってしまうので、ふきを長期保存する場合は、塩漬けにしたり水煮にすることをおススメします。
もしくは、醤油で煮たり、佃煮にして味を付けてから冷凍する方が良いでしょう。
ふきの保存期間はどれくらい?
生の場合の保存期間
生のままふきを保存する際は、茎から葉を切り落としてから茎を適当な長さに切りましょう。
そして、茎と葉は別々にラップで包み冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
この場合、保存は3日程度可能です。
茹でた場合の保存期間
一度茹でたふきは、4日~5日保存可能です。
塩漬けした場合の保存期間
塩漬けしたふきは約1年間保存ができます。
塩漬けしたふきは塩抜きし、炒め物や煮物などに使えます。
水煮した場合の保存期間
瓶を開封する前なら半年~約1年間保存可能ですが、一度瓶を開封した後は水を替えもって4日~5日の保存となってしまいます。
水煮したふきは、炒め物や煮物はもちろん、少し潰して餡かけの餡にしたり天ぷらにしても美味しくいただけます。
最後に
独特の香りや苦味で苦手な方も多いふきですが、身体に溜まった老廃物を排出してくれるデトックス効果があります。
様々な保存方法や調理法で是非、美味しく食べて健康な身体を目指してみませんか。