お弁当のおかずとして人気の高いから揚げは、朝の忙しい時間に作るのはちょっと大変なおかずです。
もし前の日に揚げても美味しくカリカリ状態で食べることができたらとても助かりますよね!
そこでから揚げは前日に揚げてお弁当に入れても大丈夫なのかを確認しましょう!
また、冷めても美味しいから揚げを作るコツもご紹介しますね。
お弁当のから揚げを前日揚げるのはやっぱりダメ?
子どもも大人も大好きなお弁当の定番「から揚げ」。
とは言え、作るママからすればお弁当当日の朝は少しでも簡単にお弁当を仕上げたいですよね。
前日に揚げるとベチャとしたりとダメなものか疑問を抱く方も多いと思いますが、実はお弁当の揚げものは前日に揚げておくことが可能なんです。
ただし、ポイントがいくつかあります。
・濃いめの味付けにする
・しっかり冷ましてから保存
・保存はラップで包み、タッパーやフリーザーバックに入れて冷蔵または冷凍し、空気に触れさせない
・中途半端に温め直さないこと
これらは全て菌を繁殖させないポイントです。
前日に揚げておいた揚げものを中途半端に温め直すと、かえって菌が増殖しやすい温度になってしまいます。
そのままお弁当に詰めても食べる頃には自然解凍されて美味しくなっています。
しかし、それでも冷蔵保存したから揚げよりは一度温め直した方が美味しいので、温め直す場合はしっかり温めて、しっかり冷ましてからお弁当に詰め、菌を繁殖させないようにしましょう。
お弁当のから揚げを冷めても美味しく作るコツは?
前日に揚げたから揚げをお弁当に入れると、どうしても味が落ちてしまいがちですが、美味しさを損なわないポイントがいくつかありますのでご紹介しますね。
・下味にベーキングパウダーを加える
お肉に下味をつける際に、ベーキングパウダーを加えると肉の繊維が分解され、揚げたてのふっくら感がキープできます。
鶏もも肉2枚に対してベーキングパウダー小さじ1さじが目安です。
・溶き卵を付けてから衣をする
溶き卵にくぐらせた後に衣をすると、揚げた後に出てくる水分や油分が閉じ込められ、時間が経っても衣のカリカリ感を維持できます。
・片栗粉と小麦粉で衣をする
片栗粉だけで揚げるとカリカリに仕上がりますが、時間が経つとカリカリ感がなくなり、ベチャとしてきてしまいます。
しかし、片栗粉と小麦粉を混ぜて揚げるとサクサク・ふんわりした食感に仕上がり、時間が経っても食感が変わりません。
小麦粉:片栗粉は1:1が目安です。
から揚げの美味しい揚げ方
一度に鶏肉を入れると油の温度が急に下がってしまうので、一つずつゆっくり入れていき、油切り用の網付きバッドなどに乗せて油をしっかり切りましょう。
そして、揚げ油の温度は180度が適温です。
180度以下で揚げてしまうと油を吸い過ぎてベチャっとした仕上がりになり、180度以上で揚げると衣や周りが先に揚がり中身が生の状態になってしまいます。
180度の目安は、菜箸を入れた時に菜箸全体から泡が絶え間なく上がる状態です。
さらに、二度揚げするとより冷めても美味しいから揚げに仕上がります。
方法は、「1分半揚げる→4分休ませる→40秒揚げる」です。
休ませている間にも余熱で中まで火が入り美味しくなるんです。
最後は少し火を強めにする良い色具合に仕上がりますよ。
前日揚げたから揚げをカリカリ状態することはできる?
前日に揚げたから揚げをカリカリ状態に復活させるポイントは下記になります。
・温め直しは電子レンジではなくオーブントースターで
・揚げ物フライ機能があれば電子レンジで復活OK
・フライパンの場合、弱火で焦げないように温めることで余分な油も抜けてカリカリ状態に
オーブントースターでの温め方の手順は以下となります。
①オーブントースターを180~200℃の予熱で温めておきます
②アルミホイルをくしゃくしゃにして敷きます
③その上に唐揚げを置いてからアルミホイルで蓋をするようにかぶせて温め直します
④5分程焼きます
アルミホイルをくしゃくしゃにすることで、へこんだ部分に余分な油が入り、から揚げがカリカリになります。
以上のことから、から揚げを前日に揚げておくことは可能というわけです。
はじめは少し手間かもしれませんが、慣れればお弁当当日の朝は温め直しや他の準備に時間を費やせるので、忙しいママにはおススメですよ。
是非、試してみてくださいね。
最後に
人気のから揚げは何度もお弁当に入れてあげたいけれど、どうしても手間がかかるので敬遠しがちです。
前日に揚げることができれば、入れてあげる回数も増え、家族からも喜ばれそうですよね。
ちょっとしたコツがいくつかありますので、何度か試してみてご自身のやりやすいコツを是非掴んでくださいね。