「アトピーにはどくだみ茶が効く」というのは昔からお婆ちゃんの知恵袋のように受け継がれてきた家庭医学ですね。
しかし、本当にどんな人でもどくだみ茶でアトピーを改善することは可能なのでしょうか?
特に、まだ生まれたばかりの赤ちゃんにどくだみ茶を飲ませて良いのか心配なお母さんもとても多いようです。
今回は、どくだみ茶のアトピーへの効能、そして赤ちゃんにも安心して使用できるどくだみ茶の利用方法についてご紹介します!
どくだみ茶は赤ちゃんのアトピーに効くの?
まずは、どくだみ茶が本当にアトピーに効果があるのか、どくだみ茶の効能からご紹介をしていきます。
どくだみの名称は「毒矯み(毒を抑える)」という言葉が語源となっていて古くから傷の治療や解熱剤として使われ「十薬」という名前の生薬としても親しまれてきました。
どくだみの主な効能はこちら
・解毒(デトックス)効果
・血液浄化作用
・緩下作用
2番目の「血液浄化作用」がアトピーや花粉症などのアレルギー疾患に効果があると言われていて、病院の薬でも治らなかったアトピーが綺麗になくなったという口コミは多く見られます。
多くのアトピーやアレルギーに悩まされ「最後の砦」としてどくだみ茶に手を出すことが多いため、プラシーボ効果も作用している可能性がありますが、それでもどくだみ茶によって辛い痒みやジュクジュク傷から解放されたという方は非常に多いですし、天然の成分であるため副作用の心配もないので一度試してみる価値はありそうです。
しかし、今回は「どくだみ茶でアトピーが治るのか」というお話しではなく「赤ちゃんでもどくだみ茶でアトピーが治るのか」ということが本題。
赤ちゃんのアトピーは見ているだけでとても可哀想なので、できることなら早く治してあげたいというお母さんの気持もわかりますが、まずは一度落ち着いてこの記事を最後までご覧になってから治療を考えて下さいね。
どくだみ茶は赤ちゃんのアトピーに効く?飲ませて良いのは何歳から??
結論からいいますと、赤ちゃんもどくだみ茶でアトピーが改善される可能性はゼロではありません。
赤ちゃんでも大人でもアトピーの原因や症状は同じですので、どくだみ茶の効能を考えると赤ちゃんのアトピーも同じく改善ができる場合もあるでしょう。
しかし、問題は「赤ちゃんにどくだみ茶を飲ませても良いのか」ということ。
答えは、残念ながらNGなんです・・・。
どくだみは天然の物であると言えど漢方に使われる非常に効果の強い薬草です。
そのため、消化器官が未発達の赤ちゃんにどくだみ茶を飲ませてしまうと身体に負担が掛かってしまうのでおすすめすることができないのです。
また、どくだみ茶は利尿作用・便を柔らかくする作用もあるため、特に水分を必要とする赤ちゃんが飲むと脱水症状になってしまったり、下痢でアトピーの他におむつかぶれを起こしてしまう危険性もあります。
以上のことから小さな子ども、特に3歳以下の未満児にはどくだみ茶を飲ませることはおすすめできません。
安心して飲める年齢は、大体年少さん(4歳)ぐらいからだと言えるでしょう。
しかし、小学生以下のお子さんに飲ませる場合はやはり前述した「利尿作用」「便を柔らかくする作用」には十分気をつけて、薄めのどくだみ茶を少しずつ様子を見ながら飲ませてあげるようにしてくださいね。
赤ちゃんのためのどくだみ茶を使ったアトピー利用方法とは?
しかし、赤ちゃんはどくだみ茶を飲んではいけないというだけで、触れてはいけないという訳ではありません。
飲むのがだめならば、身体の外側からどくだみ茶で赤ちゃんのアトピーを解決すると言う方法もあるんです。
その方法は
①どくだみ茶でアトピーの出ている部分を拭いてあげる
②どくだみ茶を入浴剤としてお風呂に入れる
という2点です。
方法はとても簡単!
①はポットで煮出したどくだみ茶にタオルを浸し、アトピーが気になる部分を拭いてあげるだけ。
そして②はお風呂にどくだみ茶のティーパックを入浴剤代わりとして一つ入れるだけです。
しかし、赤ちゃんは大人と違い非常に皮膚がデリケートですし、何より病院でおすすめしている治療法ではなくあくまで民間療法です。
お試しになる際は何十倍にも薄めたどくだみ茶を使い、体全体ではなく少しずつ赤ちゃんの皮膚に問題がないかを確かめながら使用を進めて下さいね。
最後に
今回は、赤ちゃんのアトピーはどくだみ茶で治すことができるのか、ということについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
どくだみ茶を使ったアトピー治療は病院では勧められている方法ではありませんが、ステロイドでも治らなかったアトピーがどくだみ茶風呂やどくだみ茶で身体を拭いてあげたことによってきれいになってきたという報告はかなりあるため、実際「絶対に効かない」ということはないのかと思われます。
しかし、赤ちゃんは大人とは違い突然思いもよらぬ皮膚トラブルを起こしてしまうことも多々あるため、少しでも心配な部分が残るという場合は一度病院でどくだみ茶を使った治療を進めても良いかをお医者さんと相談してみて下さいね。