近年、傷口をしっかりと密閉し細菌の新入を防ぎ、普通の絆創膏よりも傷の治りを早めると言われている「キズパワーパッド」が注目を集めています。
しかし、キズパワーパッドは普通の絆創膏とは異なる特殊な商品であるため、いまいち使い方がわからない・・・という方が多いようですね。
とくにいつまで貼るのかがわかりにくいです。
そこで今回は、キズパワーパッドを使用したことのある人ならば必ず一度は悩む「剥がすタイミング・やめどき」についてご紹介していきましょう!
また、キズパワーパッドの仕組みや貼り方についても触れていきますので、初めてキズパワーパッドを使うという方は是非参考にしてくださいね。
キズパワーパッドのやめどきはいつ?剥がすタイミングが知りたい!
キズパワーパッドはいつまで貼るのがいいのかということについてご説明していきます。
キズパワーパッドを使用した際、どのタイミングで「治った」と判断し使用をやめて良いのでしょうか。
普通の絆創膏と違い少し値段が高いため、無駄に長い期間使用してもったいない思いはしたくないですよね。
ズバリ、キズパワーパッドのジャストなやめ時は「パッドに浮かび上がる白い膨らみが目立たなくなったとき」」です!
キズパワーパッドは、先にもご紹介したとおり、傷口から出る体液をパッド内に保つことで自己治癒力を促す商品で、体液を吸い取ったパッドがゲル化して白く膨らみます。
つまり、その白い膨らみがなくなった場合傷口から体液が出ていない=傷口が完全に塞がったという合図。
白い膨らみが殆ど目立たなくなったら、一度キズパワーパッドを剥がし傷口の状態を確かめてみましょう。
まだまだ白い膨らみがしっかりと浮き出ている場合は傷口がジュクジュクしている状態です。
その時点で使用を中止せず膨らみが小さくなるまで定期的にキズパワーパッドを交換しながら経過を観察して下さい。
もしも、何度張り替えても白い膨らみが小さくならない場合・余計に傷口が悪化して痛み・かゆみなどが酷くなる場合は直ちに使用を中止し、病院で適切な処置を受けましょう。
また、元からキズパワーパッドが最初から全く膨らまないという場合もあります。
その傷口がキズパワーパッドの機能に適していない傷である可能性があります(出血を伴わない炎症のみの傷など)。
そういった場合はキズパワーパッドを使用するメリットはありません。
ガーゼや絆創膏などで幹部を外部刺激から守ってあげるよう処置をして下さい。
キズパワーパッドの仕組みってどうなってるの?なぜ傷がふさがるのか不思議!
キズパワーパッドは、バンドエイドでお馴染みのジョンソン・エンド・ジョンソンが開発した高機能タイプの絆創膏です。
従来の傷の治し方である「傷口を乾かしてかさぶたを作る」という方法とは逆の「傷口を潤いを保ち、きれいに治す」というモイストヒーリングに着目した絆創膏で、かなり噛み砕いて説明をすると「人工かさぶた」のようなものといって良いでしょう。
傷口は乾燥させる方法だと、場合によっては傷跡が残り治りが遅くなってしまいますが、キズパワーパッドは傷を治す力が秘められた体液「滲出液」をパッド内で保つことによって、普通に怪我を治すときよりもきれいに、早く傷を治すことに期待ができる商品なのです。
キズパワーパッドの使い方や貼り方
キズパワーパッドの貼り方はとても簡単。
怪我をした幹部をきれいに洗い流し、傷口の周りの余計な水分を拭き取ってキズパワーパッドを貼るだけです。
ただ、普通の絆創膏を貼るときとひとつ異なるのは「消毒をしない」ということ。
消毒薬はものによって非常に刺激の強いものがあり、傷を治すために必要な細胞組織を破壊してしまう恐れがあり、キズパワーパッドの効果を半減ささせてしまう可能性があるのです。
ですので、誤って消毒薬を使用してしまった場合は、キズパワーパッドを貼る前に、もう一度幹部をきれいに洗い流して下さい。
傷が治るまでは2~3日のタイミングでキズパワーパッドを張り替えましょう。
※張替えの際は傷口をきれいに洗浄して下さい
おわりに
今回は、キズパワーパッドの基本的な使用方法、そして剥がすタイミングについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
キズパワーパッドは主に、生傷が絶えず傷口を汚れた手で触ってしまいがちなお子さんに非常に適した絆創膏です。
また、薬の力に頼らず自然治癒力によって傷を治すという皮膚や身体にも優しいのが嬉しいですね!