近年「傷が早くきれいに治る」ということが話題を呼び、主に小さなお子さんがいる家庭で重宝されているキズパワーパッド。
しかし、あまりにも強い粘着力から「貼り替えの際、剥がす時痛い!」「剥がした後に傷口や傷口の周りにベタベタしたものが残っている」など「もっと上手に剥がせるコツはないのかしら・・・」とお悩みの方が多いようですね。
そこで今回は、傷口にピッタリくっついて剥がれないキズパワーパッドの比較的痛みを抑えきれいに剥がすコツについてご紹介していきましょう。
「痛い」というのは皮膚に強い刺激を与え傷を悪化させる原因にも繋がりますので、是非この記事を参考に正しい剥がし方を身に着けて下さいね!
貼り替えが痛い!キズパワーパッドを上手に剥がすコツ
キズパワーパッドはメーカーの説明によると「最低でも2~3日に1度貼り替えて下さい」とあります。
先にもご紹介したとおり非常に強い粘着力であるため、数年間貼ってあったシール並みに剥がすのが困難です。
また、ゆっくりそっと剥がしたとしてもあまりにも皮膚にしっかりと貼り付いてしまっていることから、貼り替えの度「いたたた・・・」と言ってしまうほどの強い痛みを伴います。
しかし「痛い」ということは皮膚にダメージを与えているということになるため、傷の治療に悪影響を及ぼしてしまいますよね。
最悪、剥がした際に怪我をしていない皮膚まで一緒に剥がれてしまうということもありますので、キズパワーパッドを剥がす際は細心の注意を払って下さい。
キズパワーパッドを皮膚にダメージを与えず、痛みを最小限に抑えて剥がすための正しい剥がし方をご紹介しますね。
パッドの端を上ではなく、横方向に引っ張り粘着面に空気を入れながらゆっくりと剥がしていくという方法です。
そして、一気に力強く引っ張るのではなく、痛みの出ないよう数回に分けて引っ張るようにして下さい。
正しい剥がし方でも無理やり引っ張る事によって、新たに再生し始めていた皮膚まで一緒に剥がれてしまう恐れがあります。
あくまで力を入れず、優しくゆっくりと剥がすようにして下さいね。
キズパワーパッドの張り替えの時残っているベタベタはどうすればいいの?
また、キズパワーパッドを貼り替える際、粘着部分のベタベタが皮膚に残っている場合があります。
またはゲル状の物体が傷口に付着している場合も!
その時は、それらをきれいに洗い流してから新たなキズパワーパッドを貼るようにして下さい。
※強くこすると傷が悪化するので、傷口にはなるべく触れず洗い流すようにしましょう
傷口に付着している透明・グレーのゲル状の物体は、キズパワーパッドが吸収した体液がゲル化したもので、異常などではないのでご安心下さい。
ゲル状ではなく黄色っぽいドロッとした膿のようなものが出ていて、腐敗臭など明らかにおかしな匂いがする際は直ちに使用を中止し、病院で適切な処置を受けましょう。
キズパワーパッドの粘着力が強すぎる理由
なぜキズパワーパッドは剥がす際に痛みを伴うレベルの強い粘着力を持っているのでしょうか。
キズパワーパッドは従来の絆創膏とは異なり「傷を完全密閉する」特殊な絆創膏です。
傷口を外気に一切触れさせず傷口から出る体液をパッド内にため込むことで傷口を保護てくれます。
体液の持つ傷口を治す力で自己治癒力を高めるという仕組みなんですね。
ですので、傷口部分の粘着面が剥がれてしまうことによりパッド本来の威力が半減・・・どころか、パッドを使用する意味が完全になくなってしまうのです。
そのため、キズパワーパッドは普通の絆創膏よりも剥がれにくいように作られています。
だから簡単には剥がれないよう強力な粘着力となっているんですね。
おわりに
今回は、キズパワーパッドの上手に剥がすコツ・交換の際に付着しているベトベトの対処法についてご紹介しました。
キズパワーパッドは普通の絆創膏とは違い「ただ貼って剥がせばいい」という単純な商品ではないため、正しい使い方をしっかりと覚えておく必要があります。
といっても、そこまで難しい使い方ではなくちょっとした注意点を守って使用することで普通の絆創膏の何倍も傷の治りが良くなることに期待ができるスグレモノです。