マイコプラズマ肺炎感染の予防方法は?症状の特徴と流行時期を確認
2016/11/20
患者の約80%が14歳以下であるマイコプラズマ肺炎は、秋から冬にかけて流行しやすい疾患です。
学校などで集団感染することも多いため、受験生を抱える親御さんは子供が感染しないように予防方法を知りたいですよね。
今回はマイコプラズマ肺炎の予防について、そして症状の特徴や流行の時期なども詳しくご紹介します。
マイコプラズマ肺炎に感染したいための予防方法は?
数年前、風邪をこじらせたのか熱が下がった後も咳が長い間続いたことがありました。
何度も咳をするので、お腹が筋肉痛のようになり、咳をするのが毎回とても恐怖でした。
会議の時などに咳が止まらなくなったりと、電車の中で咳が出そうになって必死にこらえたりと仕事にも生活にもいろいろ支障があり本当に大変でした・・・。
私自身は咳が異常に長引いた風邪と思い込んでいたのですが、全然症状が良くならないので病院に行ったらマイコプラズマ肺炎と診断され薬を飲むことに。
でも薬を飲んだら、比較的すぐに治りました!
私はこの時までマイコプラズマ肺炎という病気をしらなかったのですが、インフルエンザと同様、マイコプラズマ肺炎も寒い時期に流行りやすい病気です。
感染経路もインフルエンザとほぼ同じですので、この感染の経路をしっかりと理解し、適切に予防をしていきましょう!
マイコプラズマ肺炎の感染経路は?
マイコプラズマ肺炎には大きく分けて以下の二つの感染経路があります。
・接触感染
飛沫感染はマイコプラズマ肺炎に感染した人が咳やくしゃみをすることで、マイコプラズマ細菌をまき散らし、それを吸ってしまうことで感染することです。
また感染した人と狭い空間(満員電車やエレベーターなど)にいたり、間近で話をしたりすることでも感染する可能性があります。
マイコプラズマ肺炎が学校や保育園・幼稚園などで集団感染をおこしやすいというのも納得ですね。
飛沫感染を防ぐために一番いいのはやはりマスクの着用です!
手を口元に持っていくことを遮ることもできますので、絶対にうつされたくない!という場合にはマスクをするのがおすすめです。
接触感染は、マイコプラズマ肺炎にかかった人と身近に接触したり、感染者の咳やくしゃみなどでとんだ唾や痰などが付いた物に触れたりした場合に感染することです。
この接触感染の予防方法は手洗いです!
外から帰ったら、手を洗うことはもちろんのこと、食事の前などにも必ず手を洗いましょう。
マイコプラズマ肺炎の潜伏期間
肺炎マイコプラズマに感染してから症状が出るまでの潜伏期間は、2~3週間とかなり長めです。
人によっては1か月くらい経ってから発症する場合もあります。
マイコプラズマ肺炎の症状の特徴は?
始めは風邪の症状とかなり似ています。
・倦怠感
・頭痛
・人によっては喉の痛みや鼻の症状
それから少し遅れて咳の症状が出始めます。
この咳は痰がからまない、乾いた感じの咳です。
咳を何度もするため、背中・胸・腹部などが痛くなる場合があります。
人によっては痰を伴う咳が出るようになることもあります。
この咳の症状は長い場合は1か月以上続くことがあります。
私がかかった時も、咳が1か月以上続きました。一度出ると止まらなくなり、時には激しい咳のために嘔吐しそうになることもありました。
マイコプラズマ肺炎ではないのですが、私の知人は咳をしすぎて肋骨を骨折した人もいます。
咳が止まらない場合には、早めに医療機関を受診したほうが長引かず、体への影響も少なく済むと思います。
マイコプラズマ肺炎が流行する時期は?
マイコプラズマ肺炎は1年を通して発生する病気なのですが、特に冬に流行りやすい病気です。
以前は、数年ごとに大流行し、それが4年毎だったことから「オリンピック熱」と呼ばれていました。(そういえば2016年はリオデジャネイロでオリンピックがありましたね!)
現在はそのような何年毎ということはなくなりましたが、他の年に比べ感染者の多い年もあります。
まとめ
マイコプラズマ肺炎の予防方法についてまとめました。
マイコプラズマ肺炎と聞くと聞きなれないのでとても不安になりますが、感染経路がインフルエンザと同じなので、インフルエンザをしっかり予防するつもりでいると、このマイコプラズマ肺炎も予防することができます。
咳が長引くのは本当に辛いので、感染しないようお互い気を付けましょうね!