東京の調布市にある深大寺では、毎年3月3日~4日にだるま市が開かれます。
深大寺のだるま市は、お坊さんが開眼と呼ばれる目入れをしてくれることで有名です。
この目入れは有料なのか、だるま市のだるまの値段はいくらくらいなのか、混雑のピークはいつ頃かを確認しましょう!
深大寺だるま市の目入れについて
禅宗開祖の達磨大師を模して作られただるまは、縁起物のひとつとされていますが、祈願をするために買う人が多いですよね。
売られている時にはまだ目の部分は書き入れてなく、祈願をしながら片目を入れ、祈願が叶ったらもう片方の目も入れるやり方が一般的です。
全国いろいろな所でだるま市は開催されますが、日本三大だるま市のひとつとされている深大寺のだるま市では、買っただるまに僧侶みずからが目を入れてくれるだるま開眼所が特別に設置されます。
深大寺のお坊さんによる開眼は、目にインドの古い文字である梵字を書き入れるのが普通と違うポイントです。
まずはだるまの左目に「阿」という文字を入れて開眼させ、1年後にお願いが叶ったら「吽」という文字を右目に入れてもらいお寺に奉納します。
両目で「阿吽(あうん)」となるわけですね。
阿吽の呼吸の阿吽は、万物の始まりと終わりを意味し、阿が物事の始まり、吽は物事の終わりを意味します。
普通は墨で黒目を入れるのですが、この独自の目入れはよりご利益がありそうに感じますよね♪
当然、深大寺での開眼を求める人たちが大勢訪れます。
この目入れには特に明確な料金設定はありませんが、皆さんそれぞれお礼の気持ちをお渡ししています。
深大寺だるま市の開眼の時間は?
深大寺のだるま市は3月3日と4日に行われます。
だるま開眼は両日とも、9時から閉堂まで行われます。
閉堂は17時頃となりますが、ぎりぎりに行くのは避けましょう。
深大寺のだるまの値段はどれくらい?
深大寺周辺ではだるま市でない時もだるまを買うことができるそうです。
けれども、だるま市の時には約300店舗のだるま屋さんがずらりと並びます。
実はだるまにはいろんな大きさ、種類があるんですよ。
気になる値段ですが、1000円くらいから、大きい物になると1万円以上のものまであります。
よく言われるのが、前年のだるまよりも少し大きめのを買うとよい、ということ。
というわけで、初めてのだるまは小さ目のを買う方が良さそうですね♪
こういう縁起物に関しての考え方はいろいろあります。
1年毎にお寺に奉納し処分する人もいれば、毎年買って古いだるまと並べて置いている人もいます。
あと、自分に似ただるまを選ぶと、願い事が叶いやすい、ご利益がある、という言い伝えもありますので、じっくり選びましょう!
深大寺だるま市が一番混雑するのはいつ?
深大寺のだるま市は全国的にも有名で、実に沢山の人が訪れます。
一番混む時には、身動きが厳しいくらいにまで混み合います。
だるま市の開催時間は両日とも9時から18時まで。
やはりお昼から午後にかけてが混むのですが、14時に行われるお練り行列を見ようと訪れる人が多いので、そのあたりが混雑のピークとなります。
お練り行列は、雅楽衆を先頭に金色に輝く袈裟を纏った僧侶などが続く行列です。
平安絵巻を見ているかのような厳かな優美さがあり、見る人を魅了します。
最後に
深大寺のだるま市についてご紹介しました。
行かれる方はいいだるまさんが見つかるといいですね。
当日は深大寺通りが10時から16時まで武蔵境通りからだけの一方通行となります。
三鷹通りからは侵入できませんのでご注意くださいね。
そして、深大寺と言えばお蕎麦が有名♪
だるま市の帰りには是非美味しいお蕎麦を食べて帰りましょう!
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