初めて目上の親戚や親しい方からお中元を頂いた場合、どのようにお礼やお返しをすればいいのか悩みますよね。
まずは電話やメールで感謝を伝えるべき?と思うかもしれません。
それも決して悪いことではないのですが、一般的な失礼のない方法も是非確認してみましょう。
お中元のお返しやお礼状のマナー、お礼状の例文をご紹介しますので、少しでも参考になれば嬉しいです。
お中元のお返しは目上の人から頂いた時はどうすればいい?
後ほど触れますが、目上の方からお中元を頂いた場合はまずはお礼状を出すのが一般的です。
でも、お礼状だけでは物足りない、お返しを贈りたいという人もいますよね。
そんな方のためにお中元のお返しを贈る時のマナーや注意点をいくつか挙げてみましょう。
しきたりって面倒ですけど、ポイントを押さえれば簡単です!
お中元のお返しを贈る時のマナーは?
お中元のお返しを贈る時期は?
お返しの時期は、お中元を受け取ってから少し時間を空けます。
お中元にお中元で返してはいけません。目上の方には「暑中御伺」や「残暑御伺」を返します。
☆ポイント 7月初旬から7月15日までがお中元ですので、それを過ぎてから贈りましょう。
お中元のお返しの熨斗紙はどうすればいい?
お返しで使う熨斗紙(のしがみ)や水引(みずひき)はお中元の時と同じです。
表書きは、贈る時期によって使い分けます。
7月16日から立秋の前日までだと「暑中御伺」
立秋に入ってから処暑までなら「残暑御伺」
先方が関西などで月遅れの場合は、8月16日以降になります。
お中元のお返しはどんなものを選べばいい?
基本的には食べ物や飲み物、生活消耗品などを選びます。
アレルギーや好みが分かれば、反映させましょう。
お返しの予算は「半返し」にするのがマナーです。気に留めてください。
☆ポイント 品物選びは「消え物」予算は頂いた品の半額程度にしましょう。
お中元のお礼状を送りたい場合
先ほども述べましたが、お中元にはお礼状が一般的です。
手書きはハードルが高いかもしれませんが、そこは気合を入れて頑張りましょう。
基本は手書き縦書きの封書ですが、葉書でも構いません。
ただ、早くお礼の気持ちを伝えることが大切です。
お中元を頂いたことはもちろん、心づかいに対する感謝の気持ちを伝えることが大事です。
☆ポイント お中元を頂いたら、できるだけ早く手書きでお礼状を出しましょう。
お中元の礼状の文例(目上の人へ)
普段使わない言葉なので抵抗があると思いますが、親しき仲にも礼儀ありです。
ただし気合を入れ過ぎて、難しい漢字を使い過ぎたりしないようにしましょう。
お中元に対するお礼状の一般的な流れ
・頭語(拝啓・啓上)
・時候の挨拶(夏をイメージできる言葉)
・お中元に対するお礼の言葉
・本文は自由
・先方の健康を気づかうことば
・結語(敬具・敬白)
☆ポイント 拝啓と敬具、啓上と敬白など、頭語と結語を揃えましょう。
お中元のお礼状★例文①
拝啓 梅雨明けから本格的な暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、このたびは、まことに結構な品をいただきまして、厚くお礼申し上げます。
いつに変わらぬお心くばり、恐縮に存じます。家族ともども大変喜んでおります。
暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。
まずは取り急ぎお礼申し上げます。
敬具
〇月〇日
お中元のお礼状★例文②
啓上 テレビでも海の話題が増えたこの頃、お元気でいらっしゃいますか。
このたびは結構なお品をお送り頂きましてありがとうございます。
いつもながら細やかなお心づかいに恐縮するばかりです。
暑さはまだまだ続くようです。皆様どうぞご自愛ください。
略儀ながら書中にてお礼申し上げます。ありがとうございました。
敬白
〇月〇日
☆ポイント 内容が紙面に入らない場合、日付は省略してくださいね。
おわりに
日本の習慣は美しいです。
頂いたお中元に対し、いかに対応するかで先方の印象も変わるのではないでしょうか?
伝統や格式と言うと堅苦しいですが、このような「想い」も大切にしたいですね。
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