夏は朝から暑いし、台所で調理するのも暑くて大変ですよね。
だからと言ってお弁当は毎日手抜きばっかりでというわけにはいきません。
夏場こそ傷ませないように注意しつつ、美味しいお弁当で栄養をつけたいものですね。
そこで夏のお弁当のおかずで作り置きできそうなもの、傷みにくい食材と傷みにくいご飯系をご紹介します!
夏のお弁当のおかずで作り置きできそうなものって何?
夏のお弁当の作り置きと言えば、キューリの漬物、ゴーヤの佃煮、パプリカのマリネなどが定番ですね。
暑さによるストレスで自律神経のバランスが崩れると体温の調節機能がうまく働かず、体にこもった熱の処理が出来なくなり、食欲不振や疲労感などを招き、夏バテ状態になります。
そこで、体内の熱を冷ましてくれる夏野菜をたくさん摂ると同時にタンパク質もしっかり摂ることが大事になります。
夏野菜の代表キューリはぬか漬けでぬかに含まれるビタミンB1を摂取することもできますし、香味野菜のシソやミョウガと漬け汁に漬ければ食欲増進に繋がります。
ゴーヤのビタミンCは加熱により破壊されませんし、カリカリジャコやおかかと佃煮にすればより栄養価が高まります。
パプリカは胃腸の働きも強めてくれますので、マリネでもソテーでも積極的に摂りたい野菜です。
良質のタンパク質である鶏肉の野菜ロールや、そぼろなども冷蔵庫や冷凍庫で保存可能ですから作って置きたいおかずですね。
お弁当に使える傷みにくい食材は?
基本的に火を十分通すことで食材はどれも傷みにくくなります。
傷ませないという観点からすれば、シソやミョウガ、生姜という殺菌作用のある香味野菜を使うこと、お酢で漬けてマリネにすること、ぬか漬け、キムチなどの発酵食品を使うなど調理方法を工夫することで、さらに傷みにくくできます。
水分はよく切り、濃いめの味付けにすることもポイントです。
また、サンドイッチなどは事前に作って冷凍しておけば、お昼には解凍されます。
サンドイッチを冷凍するにあたり、冷解凍を経て触感の変わるものは挟まないようにします。
おススメはタラに塩コショウをして、小麦粉、卵、パン粉をつけてフライにし、ゆで卵とピクルスをみじん切りにしてマヨネーズと和えたタルタルソースとマスタード、バターを挟む、フイッシュフライサンド。
この時食パンをオーブントースターで2,3分焼いておくとパンの水分が飛ぶことで美味しさが損なわれず食べられます。
お弁当に入れる傷みにくいご飯系って何?
夏場のお弁当におススメなのは、ずばり酢飯です。
入れない方が良いのはチャーハンやお赤飯です。
逆に保温できるお弁当箱では酢飯は不向きで、チャーハンなどはおススメになります。
だからと言って毎日酢飯というわけにはいきませんね。
そんな時はお米を炊く時点でお酢を入れてしまいます。
ただし、お釜によっては酸を嫌いますので、事前に取り扱い説明書で確認することが必要です。
3合のご飯に小さじ一杯程度で大丈夫ですが、入れ過ぎても問題はありません。
炊きあがりに少し酢の匂いが感じるかなという程度です。
お酢を入れて炊くことで殺菌作用が加わり、夕方までご飯が変色したり、臭いが出たりすることもありません。
また、古米を炊くときにも使える技なので覚えておくといい方法です。
家でもお弁当のある日はお酢を入れて炊いて持たせています。
他にはゆかりや、細かく刻んだミョウガを混ぜたり、シソや胡麻を混ぜた酢飯に刻んだウナギを混ぜて、タンパク質も補給できるようにしたりとお酢を炊いたご飯でしたら、工夫次第でいろいろアレンジできます。
ただし、おにぎりを入れる時はラップを巻いて作ることと、海苔は別に持参して、食べる直前に巻く方が傷みにくくなるのでおススメです。
最後に
夏だからお弁当にはアレもコレも入れられない!ということはありません。
もちろん、食材の向き不向きもありますが、工夫次第で夏ならではのお弁当もできるのです。
「今日も空っぽのお弁当箱をありがとう」という歌のように暑い夏もお弁当生活を楽しみましょう。
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