暑い夏はどんなお弁当箱を使ったらいいか悩みますよね。
そこで夏に使うお弁当箱のおすすめ、保温用は夏も使って大丈夫なのか、抗菌シートは本当に買おうかがあるのかを確認していきましょう!
夏に使うお弁当箱にはどれがおススメ?
あなたは思い出のお弁当箱ってありますか?
保育園や幼稚園で使ったアルマイトのお弁当箱や、持っていくのが嬉しかったお気に入りの絵が描かれたものなどがあげられるかもしれません。
今はお弁当用品もいろいろなものが出回っています。
その中で夏のお弁当箱にはどんな工夫があるのでしょう。
夏におススメなのは、少し高価なのですが、曲げわっぱのお弁当箱です。
これは杉やヒノキの薄い板を曲げて成型し、留めも桜の薄い皮で縫って作るという大変に手間のかかった秋田の伝統工芸品です。
杉の良い香りや吸湿性、殺菌効果、保温保冷効果により、お弁当のご飯を夏でも美味しく保ってくれます。
使い方は他の木製品と同じで、お弁当箱に水を張り少し置き、浸透させてから乾いた布で水分を拭き取り中身を詰めます。
使用後はしばらくお湯につけた後、スポンジでこすり洗いをすると綺麗になります。
たわしやクレンザーは傷をつけてしまうのでNGです。
熱めのお湯ですすぎ、乾いた布で拭き上向きの状態で乾かします。
逆さに干すと黒ずみがでる場合があります。
ただし汁漏れする恐れがあるので、持って行くとき横向きにはできません。
夏に限定しておススメするのは、曲げわっぱの持つ自然由来の抗菌効果とともに、木製なので乾燥に時間がかかるからという理由があります。
気温が高ければ当然乾燥時間が短くて済みます。
曲げわっぱのお弁当箱は他の製品に比べれば、手間はかかるようにも思えますが、夏限定で使ってみてはどうでしょう。
食欲の落ちるこの季節、木箱の中のおかずは見た目も映えますしご飯はふっくらとして美味しいですよ。
夏のお弁当箱に保温用を使っても大丈夫?
「保温用お弁当箱って夏場はどうなのかしら」と思われる方もあるでしょうが、安心して下さい、大丈夫ですよ。
ただし、保温が目的のお弁当箱ですから、ご飯を冷まして入れては意味がありませんし、なまじ30度から40度前後になってしまうと、かえって細菌を増やす可能性があります。
また、おかず容器は保温になっていませんから、冷やしてあら熱を取ってから詰めなければいたむ原因となります。
市販されている保温保冷のお弁当用袋を利用する場合は、逆に保冷剤を入れたり、凍らせた飲み物や凍らせた一口ゼリーを入れたりすると良いでしょう。
夏のお弁当に抗菌シートって本当に効果がある?
お弁当用の抗菌シートって進化しているんですよ!
天然のカラシ成分で食品の細菌の繁殖を抑える効果のあるもの、銀イオンを利用して効果を狙うものなどがあります。
お弁当用の抗菌シートに使われる銀イオンは食品に溶け出したりすることなく長時間作用します。
また、子供が喜びそうなかわいい絵柄の入った物や、自分のお弁当箱に合わせて切り取って使う物もあります。
これらの抗菌シートは保温用お弁当箱では効果がありません。
密閉性の高いお弁当箱で食材を75%程度は覆うような形で使わないと最大限の効果が発揮できません。
とはいえ抗菌成分の割合を増やし、小さくても十分な効果が望めるもの、バラン型のものなども市販されていますから、お弁当箱の容量や中身、効果の持続時間を考えて選ぶと良いでしょう。
抗菌シートはお弁当箱内の細菌の繁殖を抑える効果はありますが、食材に火をしっかり通すことや、冷ましてから詰めることなど基本的なことを守らなければ意味がなくなってしまいますので注意してくださいね。
最後に
密閉性の高いお弁当箱はパッキン部分にカビが出る時があります。
塩素で消毒したり詰める前にお酢で拭いたりして、安心して使える状態を維持することは大切です。
どんなに時間が経っても、見ただけであの夏の思い出がよみがえる、そんな一品に出会えたら幸せですね。
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