秋に旬を迎える美味しい食べ物の一つ「柿」ですが、最近では家の軒先で干し柿を作る風景を見ることが減ってしまったようにも思います。
甘くて美味しい上に、栄養たっぷりの干し柿。実は、そのまま食べるよりも食物繊維・ビタミンA・カリウムがアップするのです。
その上、そのままの柿を食べ過ぎると身体を冷やしてしまったり、胃腸の働きを悪化させることがあるのですが、干し柿にすると身体が冷える働きが無くなり、胃腸の働きを丈夫にしお腹の調子を整えてくれるようになるのです。
そんな干し柿に初めてチャレンジしてみたいという方に簡単に美味しくできる干し柿の作り方をご紹介したいと思います。
よく耳にする「焼酎につける」というのはどういう意味なのか、部屋の中でも美味しく出来上がるのかも確認してみましょう!
干し柿の作り方のコツは?
干し柿の作り方のコツは「殺菌」と「乾燥」です。
殺菌と乾燥を防ぐことで、干し柿の大敵「カビ」を予防することができます。
カビが生えてしまわないように、柿を直接触れる時にはビニール手袋をつける・干す時は柿同士をくっつけない・風通しが良いところに干しましょう。
気温15度以下、湿度が低い環境がおススメです。
干し柿の作り方の手順は以下となります。
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②柿を洗い、ヘタを残して皮を剥きます
③枝にひもを結び、柿をつなげていきましょう
④沸騰させたお湯に10秒程くぐらせて煮沸消毒をします ※③と④の工程は反対でもOK
⑤粗熱が取れたら風通しの良いところに干しましょう ※この時柿同士がくっつかないように気を付けましょう
⑥1週間前後で表面が乾いたら、均一に水分を飛ばすためにやさしく柿を揉みます ※強く揉むと中の実が出てくるので注意しましょう
⑦再び干します
⑧2週間程干したら干し柿の完成ですが、途中で好みの甘さや好みの硬さになっているか確認しましょう
殺菌と乾燥さえ気を付ければあとはそれほど難しくありません。
是非挑戦してみてくださいね。
干し柿を焼酎につけるってどういう意味?
柿にカビが生えないために焼酎を使用する方法もあります。
干し柿をつくる手順の④の煮沸の代わり、もしくは煮沸後に焼酎に柿を付けることで、消毒効果があります。いわゆるアルコール消毒ですね。
また、干し柿を干している過程でカビが見つかった時にも早めに焼酎でふき取ることで殺菌効果になります。
干し柿は部屋の中でも作れるの?
干し柿を作る過程で気を付けないといけないことが、雨・湿度です。
雨の予報が出ている際や室外に十分な場所が無い時には室内でも作ることが可能です。
干し柿を室内で作る際は、洗濯バサミがいくつか付いている物干しを使用すると便利です。
柿同士十分な感覚をあけて干すのですが、室内は風通しが悪いので扇風機での弱風を24時間あて乾燥させると良いでしょう。
さいごに
手間も時間もかかる干し柿ですが、その分栄養も効果もアップします。
そして、出来上がった干し柿は乾燥に気を付けましょう。
1個ずつラップでしっかり包み、ジップロックの保存袋で保存すれば冷凍で半年は保存可能です。
冷凍保存した干し柿を解凍する際は、前日から冷蔵庫に上げてゆっくり解凍させましょう。
大量に柿が手に入った時に、是非干し柿作りにチャレンジして、美味しく健康になりましょう。
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