これから美味しい食べ物がたくさん出てくる季節ですね。
秋の味覚と言えば、何を思い浮かばれますか?
今回は果物の「柿」に注目してみたいと思います。
柿と言っても、今回は「柿の皮」についてご紹介したいと思います。
この柿の皮は食べることができるのか、おすすめの利用方法にはどんなものがあるのか、よく耳にする「柿の皮の漬物」とはどんなものなのかを確認していきましょう。
柿の皮は実は食べることができるんです
柿の皮はむいたら捨てるモノ。多くの方がそう思われていると思います。
しかし、にんじんなどのように皮と実の間に栄養が豊富に含まれているのが柿なのです。
スーパーなどで販売されている柿の場合、農薬が気になるという方もいらっしゃると思います。
その場合は水で良く洗うか無農薬の柿で皮まで食べられることをおススメします。
柿の皮の利用方法をご紹介
では、柿の皮の利用法をご紹介しますね。
●そのまま皮をむかずに柿を食べる
●きんぴら
ピーマンやごぼう、にんじんなどお好みのお野菜とごま油で炒めて、醤油やみりんで味付けするだけでの簡単レシピです。
●天ぷら
普段の天ぷらと同じように作っていただけます。
皮だけでも甘みがあり美味しいのですが、実を付けて揚げていただいてもこれまでの天ぷらと一風変わった味や食感が楽しめます。
●柿チップス
柿の皮をオーブンやフライパンで煎ります。
カリカリになるまで煎ることで香ばしさも出ます。日持ちもします。
●お茶
柿チップスをお湯やお茶に入れてのむ方法です。
粉末状にしておくと溶けやすく身体に栄養素も吸収されやすいですよ。
●お菓子
細かく刻んだ柿の皮をクッキーやケーキに混ぜ込みます。
ほのかな甘みがお菓子のアクセントになります。その際に柿のピューレやジャムをしようしたお菓子だと尚良いでしょう。
いろいろな利用方法があって驚いた方も多いのではないでしょうか?
是非無駄にせず、いろいろと利用してみてくださいね。
柿の皮の漬物ってどんなもの?
柿の皮自体は漬物にはできないのですが、なんと天日干しした柿の皮をぬか床に加えると甘みや風味がプラスされ、お漬物が美味しくなるのです。
同じように天日干ししたりんごやミカンの皮でもぬか床の味をアップさせることができるのです。
そして、実は柿そのものは漬物にすることができるのです。
青くて硬い柿や渋柿を長期保存するのにおススメの方法です。
≪青くて硬い柿≫
柿の皮をむいて1cm幅に切り、少し強めの塩と重い重石をして漬けこむだけなのですが、そのままだけでなく、炒め物にも使うことができます。
果物の柿としての食感とまた異なった食感が楽しめます。
≪渋柿≫
①渋柿をきれいに洗います。
②①の柿を樽に入れ、5%濃度の塩水を浸かるほどたっぷり入れ蓋をします。
③冷暗所で2、3週間漬けこむと渋が抜けて食べごろです。
塩の濃度を上げながら保存すると半年も保存することも可能です。
さいごに
そのまま果物として食べることが多い柿の意外な食べ方を知っていただけたでしょうか?
ビタミンや食物繊維、β-カロテン、カリウム、タンニンなどの栄養素をもつ柿。その栄養素を余すことなく摂取するためにも柿の皮をこれから活用してくださいね。
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