菜の花がスーパーに並びだすと「春が来たんだなぁ」とほっこりしませんか?
でもそんな菜の花をいざ沢山貰ってしまうと、どうやって保存したらいいの?どうやって調理したらいいの?と困ってしまいますよね。
そこで今回は菜の花の保存方法や大量消費するためのレシピをご紹介していきます。
もし菜の花が冷凍保存可能でしたら、春の食卓が長く楽しめますね!
菜の花の保存方法は冷凍でも大丈夫?
寒い冬が終わり、これからの季節に顔を出し始めるお野菜の一つが「菜の花」。
手に入れてすぐに食べてしまえると良いのですが、大量に手に入った場合や料理のレパートリーが少ないとなかなか減りませんよね。
そういう方におススメなのが菜の花の冷凍保存!
そう、菜の花は冷凍保存ができるのです!
菜の花を生のまま冷凍
生の菜の花は洗ってそのまま冷凍することが可能です。
その場合、調理前に茹でることで手に入れた時と比較的風味が近い状態で食べることができますよ。
菜の花を茹でて冷凍
菜の花は一度茹でて、小分けにしてから冷凍することも可能です。
まず、沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、菜の花の硬い茎の部分から入れて、30秒程茹でます。
その後、菜の花の葉の部分を入れて、さらに30秒程茹でます。
全体的に固めに茹で上げると良いでしょう。
そして、茹であげた菜の花を軽く水にさらし、しっかりと水気を切ります。
菜の花に含まれているビタミンCは水溶性ビタミンで、水に溶けやすいので茹で過ぎたり、水にさらし過ぎたりしないよう気を付けましょう。
最後に菜の花を食べやすいサイズにカットしてから小分けし、ラップで包み保存袋に入れて冷凍保存します。
一度茹でて冷凍保存した菜の花を調理する際は、自然解凍すれば使用できます。
小分けにすることで使いたい分量だけ使えるのが嬉しいですね。
菜の花の保存期間はどれくらい?
菜の花の葉は柔らかく乾燥しやすくしおれやすいので、保存する場合、水で湿らせた新聞紙などで包み、ビニール袋やポリ袋に入れて立てて冷蔵庫の野菜室に保存するようにしましょう。
この場合、2・3日は保存が可能です。
固めに茹でた菜の花を冷蔵保存する場合は、約1週間保存が可能です。
そして、固めに茹でた菜の花を冷凍保存する場合は、約1ヶ月保存が可能です。
冷凍保存した菜の花を調理する際にレンジで解凍してしまうと食感が損なわれ、苦みと辛みが強くなるため自然解凍するようにしましょう。
菜の花を大量消費したい時のレシピをご紹介します
菜の花は小さな見た目で栄養価がバッチリのお野菜です。
菜の花に含まれる主な栄養素は、
・生活習慣病の予防などに働いてくれる「ビタミンA」
・脳や神経・皮膚などを健康に保ち疲労回復に効果のある「ビタミンB群」
・動脈硬化やストレスを解消してくれる「ビタミンC」
・カルシウムや亜鉛・鉄分など不足しがちな「ミネラル」
・辛み成分でもあり血液の流れを良くし血栓の予防に優れている「イソチオシアネート」
・苦み成分でもあり脂肪を燃焼してくれる「ケンフェロール」などです。
さらに、菜の花はカロリーや糖質が低いお野菜なので手軽に摂取してきたいお野菜なのですが、なかなか毎日の食卓に並べるとなるとレシピに迷いますよね。
そこで、今回は菜の花のレシピをいくつかご紹介したいと思います。
魚とたっぷり野菜の炊き込みご飯
[材料]
・白米:3合
・旬の白身魚:1匹(鯛や鱈などの白身魚がお勧め)
・人参:1本
・牛蒡:1/2本
・しめじ:1/2パック
・菜の花:200g~お好みで
・醤油:大さじ3杯
・料理酒:小さじ1杯
・みりん:小さじ2杯
・顆粒だし:小さじ1杯
[作り方]
①お野菜の下準備として、牛蒡はささがきにして、水に浸けておきます。
人参は2mmくらいの短冊切りにします。
しめじは石づき切ってほぐしておきます。
②魚はウロコ取って、頭を落としてお腹の中をきれいに洗います。
お湯を沸かして魚を入れ、すぐに取り出し霜降りにします。
③お米研いだら、お米と調味料とお水を3合のラインまで入れます。
④魚を丸々炊飯器に入れたら「炊き込みボタン」のスイッチを入れます。
⑤その間に菜の花を一口大に切っておきます。
⑥ご飯が出来上がったら、魚を取り出します。
⑦一口大に切った菜の花を炊飯器に加え、余熱で熱を加えます。
⑧魚の骨を取り、身をほぐしたら炊飯器に戻し全体を混ぜ合わせれば完成です。
菜の花はお好みでもっと加えてもOKです。
苦みが気になるかたはサッと茹でた菜の花を加えてもOKですが、余熱で食感が損なわれる可能性もあるので、あまり茹で過ぎないように気を付けましょう。
ご飯がすすむ!菜の花の絶品醤油炒め
[材料]
・菜の花:200g
・エリンギ:2本
・ちりめんじゃこ:100g
・ごま油:大さじ1杯
・醤油:小さじ1杯
・塩:少々
[作り方]
①菜の花を固めに茹でて水でさらし、固く絞ってから5cmくらいに切ります。
②フライパンにごま油をひいてから、裂いたエリンギを炒めます。
③エリンギに焼き色がついてきたらちりめんじゃこも加えて炒めます。
④菜の花も加えて、塩と醤油を加えて味を整えれば完成です。
とっても簡単に彩りキレイな一品ができます。
醤油炒めのレシピなので、お肉を入れてボリュームのある一品にすることも可能ですし、お好みのお野菜などに変えるなどアレンジ自在のレシピです。
是非、お好みの材料で菜の花を美味しくいただきましょう。
最後に
春の食材と分かっていながらも、保存方法や調理方法がいまひとつわかりにくい菜の花。
でも冷凍保存が可能なら、上手に活用していけそうですね!
春はあっという間に過ぎてしまいますので、春の食材である菜の花をしっかり味わい尽くたいですね!