私には京都出身のお友達がいるのですが、先日彼女から関西のお雑煮について教えてもらいました。
関東と同じく、関西の中でも地域によってお雑煮に違いがあるんだそうです。
せっかく京都出身のお友達がいるので、京都のお雑煮のレシピを教えてもらいました!
だしや具は地域や家庭によっていろいろ違うようですが、その辺も少し教えてもらいましたのでご紹介しますね!
白味噌を使った雑煮京都風のレシピをご紹介!
京都出身の友人の実家でのお雑煮は、白味噌で具は大根・人参・里芋・三つ葉だそうです。お餅は丸いお餅を焼かずに入れているそうです。
1:大根と人参を1cmよりも薄く(7mmくらい?)の輪切りにする。
2:里芋を亀甲形に皮をむき5mmくらいの輪切りにし、米のとぎ汁で下茹でし、ぬめりを取る。
3:三つ葉にさっと湯をかけ、4~5cmくらいに切る。
4:昆布出汁で大根・人参・里芋を柔らかくなるまで煮る。
5:出汁から野菜を取り出す。
6:新しい別の昆布出汁3カップを鍋に入れ火にかけ、温まったら白味噌200gを入れ溶かす。
(ここまでを前日まで準備しておくと元旦当日が楽とのこと)
7:丸もちを湯にいれ柔らかくなるまで茹でる
8:白味噌出汁に野菜を入れ温める。
9:お椀に丸もちを入れ、野菜+白味噌出汁を入れる。
10:三つ葉を上に飾る
11:お好みで、すったり細く切った柚子や糸かつおをトッピングして食べる
※友人の実家のお雑煮はかなり濃い白味噌出汁なのだそう。お好みで白味噌の量を減らしていいそうです。
※白味噌出汁はすぐに煮詰まるので、長く火にかけないように、とのことです。
白味噌の量にはビックリしましたが、美味しそうですよね!ぜひ試してみたいです!
関西の雑煮はどんなだし?
友人の実家では昆布だけの出汁を使っているそうです。
白味噌の場合、昆布だけの出汁の方が、白味噌の味が負けずにいいのだそう。
でも鰹こんぶ出汁を使っている家も多いそうですよ。
自分でコンブだしを取る方がやはり美味しく出来上がるそうですが、年末に忙しくて大変な場合には、粉末の昆布出汁のもとなどを使ってもいいのでは?と言ってました。
昆布出汁の取り方は簡単!
昆布出汁は鰹節を濾す必要もないので、すごく簡単です!
(昆布は水洗いせず、表面を固く絞った布巾などで拭くだけでOKです。洗ってしまうと表面の旨味成分が流れてしまいます。)
2:弱めの中火にかけゆっくりと加熱していきます。
3:沸騰直前に昆布を取り出し出来上がりです!
沸騰させてしまうと味が悪くなるので、沸騰する直前に取り出してくださいね!
関西の雑煮の具はどんなものを入れる?
京都の友人の実家では大根・人参・里芋・三つ葉がお雑煮の具になるそうです。
大根と人参は京野菜を使っていて、普通に売っているダイコンやニンジンよりも細く、ニンジンはかなり色が濃いんですよね。
この京野菜の人参と大根は、金時人参・祝大根(雑煮大根)と呼ばれています。
トッピングは、糸かつお(血合いを除いた部分を糸のように細く削った鰹節)と柚子。
その他、同じ関西でも家庭によっていろいろな材料を使うようです。
ユリ根
頭芋(かしらいも)
海老芋(えびいも)・鶏肉
ホウレンソウ
セリ
等々があるようです。多分他にもいろいろありそうですね。
頭芋は里芋の親芋のことです。
海老芋は里芋の品種のひとつで、横しまがありちょっとエビのように見えるのでそう呼ばれているそうです。
まとめ
京都の白みそ仕立てのお雑煮についてご紹介しました。
関西以外に住んでいるとあまり食べる機会のない白味噌のお雑煮。美味しそうなので是非試してみたいと思っています!
京都ではもちろんのこと、東京などでもこの白味噌のお雑煮を食べることができる店があるようですので、そこでどんな感じのお雑煮か体験するというのも良さそうです♪
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