初めてお正月にご主人の実家に帰省する場合、持参する手土産にのしをかけた方がいいのか悩む場合が多いようです。
そこで、お正月の手土産につける熨斗について、また、手土産の大体の相場とおすすめの品は何かをご紹介しますね。
お正月の帰省で持っていく手土産にのしは必要?
お正月に年始のご挨拶で、親戚の家や実家、嫁ぎ先のご両親宅を訪問する時に、多くの方は手土産を持参していると思います。
その手土産には熨斗をかけていますか?
実は私・・・かけていませんでした!
お正月に訪問するのは、自分の実家と夫の実家だけなのですが、手土産はお菓子などを持参していましたが特にのしなどつけず、軽く「どうぞ~」と渡しちゃっていました。
でもお正月に実家を訪れた時、両親が仲人をしたご夫婦が挨拶に来られ、そのご夫婦が持参されたお菓子に「御年賀」の熨斗がついていたのです。
その方々が帰ってから、母親に「御年賀ののしってかけた方がいいの?」と聞いたら、呆れたようにお年賀の意味を教えてくれました。(もっと早く聞いておくべきでした・・)
お正月とは本来、新しい年の神様(歳神様)をお迎えするという行事で、その期間に誰かの家を訪れる時には、その家に来られている歳神様へとお供え物を持参したことがお年賀の始まりです。(実家から帰ってから勉強しました!)
正月三が日に年始の挨拶を交わす為に訪問する際には、手土産を持参し、その手土産には「御年賀」の熨斗をつけるのがマナーです。
正月三が日を過ぎた場合でも、松の内の間にお年始の挨拶で訪問する場合には、「御年賀」の熨斗をつけていても構いません。
松の内の期間は地域によって差があり、関東方面では1月7日まで、関西方面では1月15日までとしているところが多いです。
ただ、御年賀ののしをかける場合は、1月6日から7日頃までが一般的です。
松の内が過ぎた場合は「寒中見舞い」の表書きとなります。
この場合の水引は紅白の蝶結びです。
お正月の手土産の相場は?
お正月の手土産の相場ですが、2000円から3000円の方が多いようです。
ただ、お歳暮を贈っていない場合には、少し値のはるものを贈るという方もいます。
お歳暮を贈った場合にはお年賀は必要ない、という考え方の方が多いのですが、これは人によりけりで、お歳暮はお歳暮、お年賀はお年賀、としっかり分けて考える方もいます。
特に、結婚して始めてご主人の実家に御年始で行く、という場合には、ご主人ともしっかり話をして情報収集をして、お姑さんに嫌味を言われないようにしましょうね。
お歳暮を贈ったので、お年賀は必要ないという場合でも、お正月に訪問する場合には、熨斗なしでお菓子などを手土産として持参するのがいいと思います。
お正月の手土産のおすすめ
お年賀となるお正月の手土産ですが、受け取られる相手の方が好きな物が一番いいとされています。
お酒でもいいでしょうし、お菓子も一般的ですよね。
手土産もすぐに開封して出してくれる家と、仏壇などに供えてしばらく開封しない家と様々です。
すぐに開けて「どうぞ~」と出してくれる場合には、集まったみんなで美味しく食べれそうな物でもいいですね。
しばらく開封しない感じの場合には、日持ちのするおせんべいやクッキーなどがいいと思います。
まとめ
意外と知られていないお年賀の由来。今は昔と違って、家に神棚も仏壇もない家が多いですよね。
それでもお年賀の風習は残っていますので、お正月に手土産としてお菓子などを持参する場合には熨斗をつけた方が良い、ということを覚えておきましょう。
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