皆さんのお宅ではどのような鏡餅を飾っていますか?
私が子供の頃は、12月に貼ると父の実家で餅つきをし、鏡餅やのし餅を作り、お正月はその鏡餅を飾っていました。
でも今はプラスチックの真空パックの容器に入った鏡餅を飾っています。
ついたお餅は鏡開きの時に、金槌で割って食べたのですが、真空パックの鏡餅はどうやって割ったらいいのか困りますよね。
そこで今回は真空パックの鏡餅の場合の鏡割りの仕方、鏡餅をいつ片づけるか、そしてどのように食べるかをご紹介したいと思います。
鏡開きのやり方 真空パックの鏡餅の場合
子供の頃、鏡開きの時に金槌で鏡餅を割るのがとても楽しかったのを覚えています。
本来は木槌で割るのでしょうが、我が家には木槌がなかったので金槌で割っていました。
でも、ついて作った鏡餅は飾っている間にカビて大変でした。
ですから、真空パック入りの鏡餅を初めて見た時には、おもちゃみたいだな~と思うのと同時に、カビないから画期的だなぁと思いました。
でもあの真空パックの鏡餅は、あのパックから取り出すのが大変ですよね・・。
真空パックのプラスチック部分を切ると、意外と簡単に出すことができますが、「鏡餅に刃を入れるのは縁起が悪い」ということで、できるだけ包丁を使わずに出したいという話をよく聞きます。
空気が入るとはがれるように落ちてくれます。(でもメーカーによりますね・・)
真空パックのプラスチック部分にもナイフを入れたくない、という場合はどうやってお餅を取り出し、鏡開きをしたらよいでしょう?
実は包丁を入れなくても結構簡単に取り出すことができるんですよ。
熱いお湯の中に真空パックの鏡餅をそのまま入れ、3~4分後に下のシール部分をはがすと、柔らかくなったお餅を取り出すことができるんです。
メーカーによって、つるんと取り出せるものと、プラスチック部分にべったりくっついてしまうものとがありますが、べったりくっついた場合、中にお湯が入らないように注意しながら更に柔らかくすると、取り出しやすくなる気がします。
水にぬらしたスプーンでぐるりとかきだすように取り出すと上手くいきます。
スプーンを濡らさないと、スプーンにもお餅がくっつきますので注意してくださいね。
取り出したお餅は柔らかくなっていますので、手を水で濡らし、食べやすい大きさにちぎります。
鏡開きなので、どうしても木槌などで割りたい!という場合には、取り出してから乾かし、硬くなってから割ってください。
鏡餅が真空パックになっている場合の開け方は?
私のように、プラスチックの真空パック部分ならナイフを入れても構わないと考える方は、プラスチック部分を切ってお餅を取り出しましょう。
これもメーカーによってお餅とプラスチック部分との密着具合が違うので一概には言えませんが、真空になっている部分に空気を入れるとつるんと取り出すことができる場合が多いです。
私はいつも、下のシール部分をはがし、鏡餅のトップ部分(ミカンや橙を置く辺り)に包丁先で軽く穴を開け、まずは様子を見ます。
空気が入って、お餅とプラスチックの間に隙間がす~っとできていく場合には、そのまま少し時間を置くとつるりと外すことができます。
なにも変わらない場合には、けがをしないように気を付けながら、プラスチック部分にナイフで放射線状に切れ目を入れ、ミカンの皮をむくようにプラスチックをはがしていくとそのうちお餅が全て外れます。
手作りの鏡餅のようにずっと空気に触れていたわけではないので硬さはそれほどではありませんが、木槌や金槌で割ることができます。
鏡餅はいつ下げる?
鏡餅をいつ片づけるかですが、これは地域によって違いがあります。
私の実家では1月11日の鏡開きの日まで飾っていました。
鏡餅も正月飾りのひとつと考え、松の内が終わる7日に下げ、鏡開きまで戸棚や冷蔵庫で保管しているという知り合いもいます。
また、京都出身の友人は、1月4日に鏡開きをしていたと言っていました。
彼女の話によると、関西圏では1月15日に鏡開きをするところが多いので、それまで飾っている家が多いそうです。
こういう行事は同じ日本でも地域によって差があるので面白いですね。
どれが正解というわけではないのですが、1月11日の鏡開きの日に下げるという家庭が多いようですね。
鏡餅の食べ方はお雑煮だけ?
鏡開きをした後、割った鏡餅はどのように食べていますか?
お正月に散々お餅を食べた後、1月7日に七草粥の日があり、そして1月11日に鏡開きです。
もうお餅は飽きた~という人が多いようですが、私はお餅が大好きなので1月11日の鏡開きの時に再びお餅を食べることができ、いつも喜んでいます。
私の実家では、鏡開きをしたあとの鏡餅は、お雑煮もしくはお汁粉で食べていました。
特に決まりはなく、その年の気分で選んでいたように思います。
今はお汁粉を準備するのが面倒なので、お雑煮で食べています。
知人たちに聞いてもお雑煮で食べるという家庭が多いのですが、ちらほらお汁粉で食べるという家庭もあります。
これも地域性があるのかもしれませんが、私の知人たちの中では特に地域性はありませんでした。(ちなみに京都の友人はお雑煮で食べていたそうです)
最近では、余ったお餅のリメイク料理などで、揚げておかきにするとか、磯部餅、安倍川餅、ピザ餅等々、いろいろなレシピが出ていますよね。
餅好きの私としてはそれらもとっても魅力的なのですが、鏡餅は歳神様にお供えしたものであり、食べると縁起がいいと子供のころから教え込まれていたので、お雑煮もしくはお汁粉といったなんとなく伝統的な食べ方で食べたいと思っています。
でもこれもそれぞれの家庭の考え方がありますよね。
まとめ
私の子供のころの思い出の中で、年末のお餅つきはとても楽しい思い出のひとつとなっています。
なので、ついて作った鏡餅、そしてそれを割る鏡開きも、楽しい冬の思い出として残っています。
今は真空パックのお供えを飾るようになりましたが、なんちゃってではありますが鏡開きをし、今年も歳神様のご加護がありますようにと祈りながら頂いています。
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