昔から小正月には小豆粥を食べる風習があります。
時代が進むと共にこの習慣も少なくなりつつありますが、若い世代でも自分で作って食べたいと考える人はまだまだいます。
そこで今回は、小正月に食べる小豆粥の作り方をご紹介したいと思います。
実は炊飯器でも作れるので、その作り方もご紹介しますね。
また、最後に小豆粥を小正月に食べる意味や由来なども確認しましょう!
作り方は意外と簡単ですので、是非作ってみてください♪
小正月に食べる小豆粥の作り方
私の実家では昔から、1月7日は七草粥、1月15日は小豆粥を食べていました。
子供のころからそれが当たり前でしたので、他の家でもそうしていると思っていましたが、七草粥は食べても、小豆粥は食べていないという家庭が多いようですね。
私も実家を離れて一人暮らしをするようになった初めの頃は、小豆粥は作っていませんでした。
でも小豆にはデトックス効果があるということを知り、小正月以外の普通の日にも小豆を煮たり、小豆粥を好んで食べていた時期がありました。
それから、年末年始に食べ過ぎた体内をデトックスする意味も込めて、小正月に小豆粥を作るようになりました。
小豆というとなんとなく難しそうに感じますが、作り方は意外と簡単です。
是非試してみてください!
1:お米1合をといだ後、ざるにあけ水気を切っておく
2:茹で小豆ではなく乾燥した小豆約50g(大さじ4杯くらい)を洗う
3:小豆を約300mlの水と一緒に鍋に入れ強火にかける
4:沸騰したらざるにあけ、茹で汁を捨てる
5:小豆を鍋に戻し、約300mlの水と一緒に強めの中火にかける
6:沸騰したら弱火にし40分煮る
7:米と水1000mlを加え、強火にかける
8:沸騰したら塩小さじ1を加え、隙間を開けた状態で蓋をし弱火で40分程煮る
小豆が固めの方がいい場合は、お米を煮る時に茹で汁と水だけを加え、40分程煮たあと、最後に小豆を加え5分程煮ましょう。
私はちょっと甘めの小豆粥が好きなので、塩を加える時にきび糖や甜菜糖などを小さじ1~2程加えています。
お餅が余っている時は、お餅を一口サイズに切り最後に加えています。
焼いてから入れても香ばしくて美味しいですし、お粥が煮あがる少し前に一緒に煮てもOKです。
小豆粥の炊飯器での作り方
私は土鍋でことことお粥を煮るのが好きですが、ほっとけるから炊飯器で作りたい!という人もいますよね。
最近の炊飯器はとても優秀なので、ほぼ殆どの炊飯器に玄米用の水加減やお粥用の水加減の印がついています。
水加減はそれに従うといいですよ。
あまり水が多いと、吹き出す場合があるので注意が必要です!←経験済み)
上のレシピの小豆を煮る所までは同じように進めてください。
小豆を似た後は、小豆と煮汁に分けます。
小豆をざるにあげる時に、煮汁を捨てないように気を付けてくださいね!(←経験済み)
そして、炊飯器の内がまにといだお米を入れ、小豆の煮汁を入れ、1合分のお米で作るのお粥の水加減の印まで水を足します。
最後に小豆と塩小さじ1を入れ、お粥モードで炊飯スタート♪
炊飯器のくせによって、硬くできる場合、柔らかすぎる場合、いろいろだと思います。
もし、硬すぎる場合には、鍋に移し水を足して少し煮ると柔らかくなりますよ。
もし柔らかすぎる場合には、鍋に移し、蓋をせずに少し煮込むと水分が飛びますので、好みの固さに仕上げることができます。
小正月に小豆粥を食べる意味は?
1月1日から7日までの間を大正月と呼ぶことに対し、1月15日は小正月と呼ばれています。
小正月の日にちは地域によって若干の差がありますが、1月15日を中心とした前後3日間くらいの間を指します。
この小正月に小豆粥を食べる風習がありますが、それには邪悪な厄を追い払い、無病息災を願うという意味が込められています。
これにはあずきの赤い色が大きく関係しているんです。
古来、あずきの朱色は邪気を追い払う力を持っていると考えられていました。
そこでお正月最後となる小正月にこの朱色のお粥を食べ、邪気払いそして、新しい1年元気で過ごせるようにと願をかけたのです。
終わりに
小正月に食べる小豆粥のレシピなどについてまとめてみました。
平安時代に書かれた枕草子や土佐日記などにも、小正月に小豆粥を食べたという記述がありますので、すたれることなく続いてほしい風習ですね。
文中でも少し触れましたが、小豆にはデトックス効果がありますので、小豆粥は小正月以外にも定期的に食べてほしいメニューです。
玄米と一緒に炊くのも風味豊かで美味しいですよ。
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