先日、知人から沢山の干し柿をいただきました。
「こんなに食べられません~!!!」と困惑するくらいの量だったのですが、「干し柿は保存食だから大丈夫、大丈夫!」と半分強引に渡されました(笑)
ご実家の田舎に柿の木が数本あり、毎年沢山の実をつけるのだそうです。
干し柿は好きですが、一度にたくさん食べる物ではないので、沢山貰った時や作った時に困りますよね。
でも美味しいままで保存する方法がありますので、ご紹介したいと思います。
また、冷凍や冷蔵保存した場合の保存期間や、その後のおいしい食べ方もご紹介しますね。
干し柿の美味しい保存方法
軒先にぶら下がったオレンジ色の干し柿を見ると、田舎のおばあちゃんを思い出して懐かしい気持ちになります。
子供のころはあまり干し柿や干し芋が好きではありませんでした。
そんな私におばあちゃんは「昔はお菓子なんて贅沢品で食べれなかったから、干し柿や干し芋を甘い物として大事に大事に食べたんだよ」と教えてくれました。
秋の収穫の時期にしっかりと処理して長期間保存できるようにし、寒い冬の間や、まだ食べ物の少ない春先まで大事に食べたのだそうです。
夏の暑い時期に夏バテ予防としても食べた、とも言っていました。
冷蔵庫や冷凍庫がない昔に、どうやって保存したんだろう・・・と子供のころは本当に不思議でしたね。(今でもすごいな~と思います。)
「今は冷蔵庫や冷凍庫があるから便利だけど、電気で冷やしたものは昔の味とはちょっと違うんだよね」とおばあちゃんは言っていました。
干し柿は、丁度良い好みの硬さになるまで干したら、後はすぐに食べる分以外は冷凍保存すると、長い間美味しく食べることができます。
熟成もそこでストップされるので、解凍すると冷凍する前と同じ状態のままです。
冷凍する時には、面倒ですが干し柿をひとつひとつラップでくるみ、更にジップロックに入れて冷凍してください。干し柿は匂いを吸収しやすいので、食べ物の匂いに敏感な方はジップロックの上から更にビニール袋で何重かにくるんで冷凍するといいと思います。
冷蔵庫での保存もできますが、冷蔵庫の場合、冷凍庫と違い、干し柿の乾燥がどんどん進んでいきます。
また、冷蔵庫の温度によっては、干し柿から水分が出て若干べちゃっとした食感になることもあります。
あまり沢山の量を冷蔵保存せず、少しずつ冷凍庫から移して食べていくといいと思います。
冷蔵庫で保存する場合には、紙袋に入れ、それをビニール袋に入れ、しっかりと口を閉じて保存してください。
冷凍庫以上に他の食べ物の臭いがうつりやすいですので、何重かにした方が、確実にシャットダウンできると思います。
干し柿を冷凍する場合の期間の目安
おばあちゃんの家では、普通の冷蔵庫ではなく、冷凍専用の冷凍庫があり、それに干し柿を含むいろいろな食材を冷凍していました。
底の方にはかなり古いモノもあるような感じでしたし、干し柿とかは翌年の収穫時期まで食べていました。
私も何度もごちそうになりましたが、得に味が落ちることもなく、お腹を壊すこともなく大丈夫でしたよ。
ということで、しっかり冷凍してあればかなり長い間持ちますが(おばあちゃん曰く冷凍してるといつまでも大丈夫とのことです!)、模範解答は長くても半年以内に食べきってしまいましょう、です(笑)
干し柿を冷凍した後の美味しい食べ方
干し柿を冷凍保存した後、食べる時には、前日位に冷蔵庫に移しておいてもいいですし、常温で解凍してもいいです。
常温で解凍する場合には、ラップを外してから解凍しはじめるとべちゃっとしにくいです。
私の母は、この冷凍してあった柿を半解凍の状態で食べるのが好きな人で、よく冷凍庫から出して15~20秒くらい電子レンジにかけて半解凍し、フローズン柿状態で食べています。
私は柔らかい干し柿も好きですが、むちっと固くなった干し柿も好きなので、冷凍庫から冷蔵庫に移したあと、しばらくしてから食べたりしています。
解凍後、自分が思っているよりも硬い、もっと柔らかくしたいという場合には、砂糖水に漬けて戻すやり方もあります。
200mlくらいの水に小さじ1くらいの砂糖を溶かし、そこに漬けるだけです。数時間でふっくらとしてきますよ♪
まとめ
一度に大量に干し柿をもらった時の保存方法についてご紹介しました。
干し柿はチーズやバターとの相性がいいですし、パンやパウンドケーキに入れても美味しいです。
美味しく保存し、大事に食べていきましょう!
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