お菓子作りが好きな人の永遠のテーマは「サクサクのクッキー」と言っても過言ではないのでしょうか。(いや、過言かも・・・)
私はクッキーが大好きで、好みのクッキーのレシピを求めて彷徨うクッキーレシピジプシーなのですが、レシピを探す時にはタイトルに「サクサク」がついたレシピをついつい探しちゃいます。
多分、私と似たような人が多いと思うので、サクサクのクッキーを作るコツって一体なんなのか、サクサククッキーには卵は必要なのか、バターが少ないとサクサクにはならないのか?についてお話ししたいと思います。
サクサクのクッキーを作るコツは?
みんなサクサクのクッキーは大好きだと思うのですが、ある日、私、気が付いちゃったんです・・。
あれ?私のサクサクって他の人のサクサクと違う?
・・・・と。
というのも、いろんなレシピを見て沢山クッキーを作ってきましたが、自分が持った感想と、コメントされている感想とが一致しないことが多かったんです。
勿論、レシピに書き込まれたコメントは、多少ヨイショされて書かれていることもあると思うのですが・・。
そして極めつけは、私が食べて「んー、なんかもっさりした食感だなぁ」と思った頂き物のケーキ屋さんのクッキーを、夫が「これ、サクサクして美味しい!」と言ったのです!
「え?サクサクしてる?」と聞き返すと、「うん、すっごくサックサク♪」と返事が返ってきました・・・。
そこで、思ったんです。
世の中のサクサクは、一律な食感ではなく、人それぞれ感じ方が違うんでは!
・・・と。
すみません、前置きが長くなってしまいましたが、なかなかサクサククッキーのレシピに巡り合えないとレシピジプシーしている人は、一度、自分のサクサクってどんな食感?というのを振り返ってみるといいかもしれません。
ハトサブレみたいな感じなのか、ショートブレッドみたいな感じなのか、マリービスケットみたいな感じなのか・・・そこがわかると、好みのレシピに近づきやすいかもしれません♪
クッキーをサクサクにするポイント
クッキーの食感を左右するポイントは以下になります。
・油分の種類
・卵の使い方(全卵・卵白のみ・卵黄のみ・卵なし)
・砂糖の種類
・粉との混ぜ方
私はお菓子のプロではないので、本格的なことは言えないのですが、いろいろなレシピを試した結果、上記のポイントが食感に影響していると感じています。
まず簡単なところから説明しますと、粉の混ぜ方は、グルテンが形成されないようにこねずにさっくりと混ぜます。
砂糖は、経験上粉砂糖を使うと口当たりの良い食感に仕上がります。
ただ、しっとりした感じすぎるという方もいると思いますので、その場合にはグラニュー糖がおすすめです。
油分の種類は、私は基本的にバターを使用しています。
マーガリンだとサクサクするという意見もありますが、個人的にあまりマーガリンを食べたくないので使わないようにしています。
でも、マーガリンやショートニングを使うとサクサクした食感になりやすいという意見はとても多いので、抵抗がなければ使ってみてくださいね。
油分の量ですが、私はショートブレッドとサブレの中間くらいのサクサク感が好きですので、バター多めのレシピだとサクサク感を感じます。
卵に関しては次の章で説明しますね。
クッキーをサクサクにするには卵は必要?
卵を使うか使わないか、使うとしたら全卵か、卵白のみか、卵黄のみか・・・と、卵の使い方だけで4パターンの食感に分かれてきます。
「卵黄のみのレシピ」は型抜きクッキーにむいていて、口どけがよく、もろい食感です。
「卵白のみのレシピ」はラングドシャクッキーのような、薄いけど硬さもあるクッキーに仕上がります。
「全卵のレシピ」はカリカリっとした歯ごたえのある食感になります。
私は卵黄のみを使ったレシピが、サクホロっとした感じで好みです。
でも多くの人は、卵なしのレシピをショートブレッドよりも薄めに作ったクッキーが、サクサク感のあるクッキーと感じるように思います。
さくさくクッキーのレシピ(卵なし)♪ 超簡単です!
多分多くの人がサクサク感がある!と感じるクッキーレシピをご紹介します。
・薄力粉:120g
・バター:60g
・砂糖:30g
≪作り方≫
①ビニール袋に薄力粉と砂糖を入れ、袋の口を握ってフリフリする
②室温に戻したバターを入れてモミモミしながら粉と混ぜる
③生地を袋に入れたまま、綿棒などで3~5mmくらいの厚さにのばす
④ビニール袋をハサミで切り開き、型抜き
⑤クッキングペーパーを敷いた天板に並べる
⑥170度のオーブンで18分ほど焼く
私にとってはサクサクよりもザクザク感が少し強い食感なのですが、簡単ですし美味しいです♪
マーガリンでは作ったことはありませんが、バターよりマーガリンの方がよりサクサク感が出るかもしれません。
厚さは私自身は薄めが好きなので3mmくらいに伸ばすことが多いですが、5mmくらいだとリッチ感が出ますので、プレゼントなどではこのくらいがおすすめです。
オーブンの温度、焼き時間は、生地の厚さやオーブンの性質にもよりますので、臨機応変に対応してくださいね。
このレシピのように、油分は粉の半分、砂糖は油分の半分、とすると大体自分の好みに仕上がります。
甘さはちょっと控えめなので、普通の甘さがいい方は、砂糖の目安を粉の3分の1の量にするといいかもしれません。
さくさくのクッキーはバター少なめでもできる?
バターが少なめになると、サクサクというよりも、「ザクザク」もしくは薄さによっては「カリポリ」というどちらかというと硬い感じの食感になります。
最初に述べたように、好みの食感は人それぞれですし、サクサクの感じ方も人それぞれです。
自分の好みの食感を見つけ、ご自身に合ったレシピを開発していくのがいいと思います。
バター少なめクッキーのおすすめレシピ♪
バター少なめのレシピで気に入っているのはこちらのレシピです。
薄力粉:120g
バター:30g
砂糖:50g
溶き卵:1/2個分
≪作り方≫
①バターをレンジで溶かす
②砂糖を加え混ぜる
③卵を加えて混ぜる(バターが熱い場合には冷めてから)
④粉を加え混ぜる
⑤棒状にしラップにくるんで冷凍庫で15分程休ませる
⑥3~5mmの厚さに切る
⑦170度のオーブンで18分ほど焼く
私にとってはちょっと固めの歯ごたえですが、とても簡単なのでがりがりとしたおやつが食べたいときによく作っています。
卵を残したくない場合には倍量で作り、冷凍庫に生地を保存しておくこともできます。
バターが少なめの固めのクッキーは、バター多めのクッキーより甘めに作ることが多いですが、子供さんなどに砂糖少なめで与えたい場合には上記の量からもっと砂糖を減らしてもいいと思います。
最後に
食感も味覚も本当に人それぞれですよね。自分が美味しいと思っても、他の人は「ん~~~~」という場合もありますし、その反対もあります。
クッキー好きの人は、私を含め、どこまでも好みのクッキーを求め彷徨うのだと思います。
でもそれって結構楽しいですよね♪
一番お気に入りの美味しいレシピについてはまた別の機会にご紹介しますね♪
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